2019/10/15
秋の実
皆さんこんにちは!
作業療法士の香川です。
今回は「シーティング」について
お話したいと思います(^^)!
シーティングとは??
シーティングとは、椅子・車椅子を利用して生活する人を対象に、
座位に関する評価と対応(機器の選定、調整、マネジメントなどを含む)を行うことです。
シーティングの目的は、対象者等と共有した目標を達成できる適切な座位姿勢を実現することにより、
二次的障害の予防、活動と参加の促進、心身機能・構造の改善を促すことです。
(日本シーティング・コンサルタント協会HPより抜粋)
簡単に言うと、車いすや椅子を使用される方が適切な姿勢を保てるように、
車いすや椅子を調整することです。
シーティングを行うことによって、
利用者様が楽に車いすに座れたり、褥瘡の予防になったり、
ご飯が食べやすくなったり、自走しやすくなったりと良い事がたくさんあります☆
菜乃花老健には、
シーティング用の車いすや、座クッション等がいくつかあります(. ❛ ᴗ ❛.)
それを使用して、利用者様の車いすをシーティングしてみました!( ꈍᴗꈍ)
シーティング前
シーティング後
どうでしょうか??
シーティング前は、
前からみると体幹が右に傾き、
横から見ると滑り座りになっています。
(すべての滑り座りが悪いわけではないのですが、
骨盤や体幹周囲の支えがなければ本人様にとって辛い姿勢となり、
クッション等でお尻にかかる圧を分散しなければ
お尻の一部分に負担がかかってしまいます。)
シーティング後は、
前から見ると体幹が真ん中に寄り、
骨盤・体幹周囲に支えを増やした事で楽に座る事ができています。
「座る」という事は毎日のことですから、痛みや座りにくさがあるのは辛いと思います。
少しでも利用者様が楽に、過ごしやすく生活出来るように、
サポートさせていただきますので、お困り事があればご相談くださいね(◕ᴗ◕✿)