2014.08.05

「かくれ脱水」にご用心

やまさき白寿園 居宅 

 熱中症で搬送される人は年々増え、ほぼ半数は65歳以上の高齢者が占めます。
正しい知識を持てば事前に予防でき、適切な対処で症状も改善します。

 熱中症の主な症状
①軽傷 足・腕・腹部の筋肉のけいれん(こむら返り)、立ちくらみ
②中等度 激しい喉の渇き、脱力感、頭痛、吐き気、めまい
③重症 発汗停止、手足の震え、体のひきつり、意識障害

①の場合は、涼しい場所に避難し、首筋や脇の下、太ももの付け根に冷たいペットボトルなどを当てて体を冷やし、スポーツドリンクなどで水分を補給する。
②③の状態になったら、速やかに救急車を呼んだ方がよい。
高齢者は30分くらいで一気に軽症から重症化することがあるので、早めに対応が必要です。

  
       「経口補水液の作り方」
DSCN2508.JPG
 水に砂糖、塩を入れた「経口補水液」なら自分でも簡単に作ることができます。

 予防するには、温度計を見やすい場所に置き、28度を越えたら窓を全開し風を通したり、扇風機やクーラーをつけたりして、28度以下に保つように気を付ける。
さらに欠かせないのが、こまめな水分補給。運動、散歩、庭仕事などで外出する時や、入浴、就寝前にもコップ1杯の水を飲むように心がける。

 「かくれ脱水」チェックシート(1つでも該当があったら要注意)
□皮膚につやがなく、かさつきや乾燥がある。ポロポロと皮膚が落ちる。
□口の中がねばつく。食べ物がぱさついたり、唾を飲み込めないことがある。
□便秘になった。あるいは、以前よりひどくなった。
□手の甲をつまみ離した後、つまんだ跡が3秒以上残る。
□足のすねがむくむ。靴下を脱いだ後、ゴムの跡が10分以上残る。


 「かくれ脱水」とは、体液の1~2%が失われ、脱水症の前段階になっているのに本人が気づかない状態です。
 

 

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