2012/2/29
人権委員会内部研修!!
入所介護部の浦部です。
僕は色んなフロアにヘルプに入る機会が多いのですが、5Fのヘルプに入るとまず目が合うのがN様です。
まず「お前は何者じゃ」と言わんばかりの表情。一瞬、僕とN様の間に緊張が走ります。
からの、
この笑顔。
「兄ちゃん、今からか?」と優しく声をかけて下さいます。N様はとてもお話し好きな方で、「今日は何時までや?」「今日のお昼ごはんは何やの?」などなど、話し出すと止まりません。
果ては僕の顔を見て「兄ちゃんハンサムやな~」とおっしゃって言って下さることもあります。
39歳、おっさんもおっさんの僕に「ハンサム」と言って下さるのは、もう、N様しかいません。
N様は歌好きでもあります。昔の歌謡ショーのDVDを流すと、食い入るように見入ったり歌を口ずさまれます。
毎週日曜日に放送される「素人のど自慢」は欠かさずご覧になります。歌が好き過ぎるゆえ、シビアに歌唱力を評価し、「あかん、下手や」と鐘が鳴る前に判定して下さいます。
今年はできなかったのですが、施設の秋祭りでは100人はいるであろう観衆を前にステージ上で素敵な歌声を聴かせて下さいました。
それは堂々としたもので、1コーラスを歌い上げた後、僕が「ありがとうございました!」と声をかける瞬間、
「ほな2番、いきます」
と、さらに1コーラス歌われたほどです。
そんなN様ですが、1点だけ注意しなければいけないことがあります。
関わる際に距離を詰め過ぎると・・
チューされます。
お互いの不満や文句を言い合いながら、詰め寄り、顔を近づけ、最後にキスをするという芸人さんがいますが、そのパターンの元祖はN様ではないかと思っています。