2018/5/15
日課です!!
入所介護部の浦部です。
先日、嫁さんと子供を連れて実家で親と一緒にご飯を食べたんですね。
僕は家の中で靴下を履いているのが嫌いなので、実家でも脱いでいました。
時間も遅くなり、ぼちぼち帰ろうかという時、鞄に入れたはずの靴下がない。
その時は眠かったのと、探すのが面倒臭かったので裸足にブーツで帰りました。
別になかったらないでええよと言っていたんですが、おかんは気にしていたようです。
ある日、「靴下見つからんし、ちょうど安いのがあったから買ってきたよ」と持って来てくれたんです。
靴下とはいえ、「衣類を親に買ってもらう」のは中学生までだと思っていましたが、40を目前に親に靴下を買ってもらうという事態になったわけです。
さらに驚いたのが、靴下のチョイスです。
スニーカーを履いてるように見えるデザインの靴下
母は何故、これを選んだのかということですよ。
靴下なんて黒とか地味な色の無地でいいじゃないですか。
そこで柄物を(柄というか何というのか・・)選んだという事に僕は度胆を抜かれました。
*改めて言うと、僕は今年で40になります。
「買う」という行為には「選ぶ」という行為が付随するわけです。
「息子」「40のおっさん」「長男」「髭が濃い」「白髪が多い」etc..
様々な僕にまつわる情報を加味して、「似合うか」「喜ぶか」を考え、そこに母のセンスが加わって、最終的に
これをチョイスしたというわけですね。
これはお洒落がどないやこないやということではなく、僕は「愛」だと受け止めましたね。
想像ですが、母はこれを買うにあたり
「こっちがええかな?」
「これええやないの~」
「どっちにしよう?」
と色々考えてくれたと思うんですよ。
中学生の頃なら、「こんなん恥ずかしいわ」と母の想いを無碍にしていたかもしれません。
でも今なら分かるんです。
これは「愛」だと。
母が自分の子供に与える無条件の「愛」だと。
その想いを噛みしめながらこの靴下を履きます。
(ちなみに3足セットで、色違いでグリーンとイエローがあります)