先日、勤務をしているとご利用者から
「トイレ[:イヒヒ:]に行きたい」
と我々からすると当然な生理現象に出会うことがあります。
その方は施設に来る前からオムツを使用されており、認知症も見受けられ
下肢筋力もにも若干不安の残る方です。
ここで私は「トイレに行きましょう[:ひらめき:]」と当たり前のように言い、実際トイレに
座って頂きました。
するとその方も当たり前のようになおかつトイレの手順を間違うことなく
(お尻を拭いたり等)、トイレで用を済まされました。(大小ともに)
その後
「あ~何年ぶりにトイレで用を足した。うれし~~~~[:ラッキー:]」
と泣き始めるではありませんか。
その姿に私もうれしさと、申し訳なさで涙が出ました。
「今度からトイレに行こうな」
「うん」
などと会話してその後食事に行かれました。テーブルでは食事中にもかかわらず
「私トイレでう○こしてきてん」と得意げに、うれしそうに話をされておりました。
我々からすると何気無い当然の行為が、さまざまなハンデを持った方にとっては
うれしく、あんなにも笑顔を導き出す行動だったと、改めてこの仕事の面白さを
垣間見た瞬間でした。[:悲しい:]
その日の夕方「さっきはトイレに行ったな~」と話をすると
「私ここに来てトイレに座ったことなんかない」
と怒られました。
[:びっくり:]
・・・これもこの仕事の面白さです。[:悲しい:]