2020/3/30
新聞紙を使ったレク🗞老健2階
こんにちは、菜乃花リハビリテーション部門ブログ担当です。
前回は「困った時、誰に相談すればいいの?」という題名で相談窓口についてお話ししました。
前回はこちらから
今回は相談した後の一例として「認知症初期集中支援チーム」の紹介です
「最近ちょっと気になる…」そんな時に
「同じ話を何度もするようになった」
「薬の管理が難しくなってきた」
「なんとなく、以前と雰囲気が違う気がする…」
ご家族や周囲の方が感じる小さな違和感。
でも、「病院に行くほどでもないかも…」「何科に相談したらいいの?」と、
そのまま時間が過ぎてしまうこともあるかもしれません。
そんなときに力になれるのが、
「認知症初期集中支援チーム」です。
認知症初期集中支援チームって?
大阪府ホームページより
https://www.pref.osaka.lg.jp/o090090/kaigoshien/ninnshishou-gyakutai/syokisyutyu.html
認知症が疑われる方やそのご家族のもとへ、医師・看護師・保健師・社会福祉士などの
多職種の専門職チームが訪問し、6か月程度の集中的な支援を行います。
チームのサポート内容は…
1:ご本人の生活状況の把握と必要な支援の見極め
2:医療受診への橋渡し
3:ご家族への情報提供や心理的サポート
4:必要な介護サービスの導入サポート
訪問・面談を通じて、その人らしい生活を守るための第一歩を一緒に探っていきます。
相談の窓口は「地域包括支援センター」
東淀川区地域包括支援センター(大阪市東淀川区社会福祉協議会)ホームページより
https://www.hohoemi-kushakyo.or.jp/koureisya-shien/
大阪市認知症初期集中支援事業
https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000287657.html
このチームを動かすには、まずは地域包括支援センターへの相談がスタートです。
地域包括支援センターでは、高齢者やその家族の介護・福祉・医療に関する
さまざまな相談を受け付けており、必要に応じて初期集中支援チームへつなげてくれます。
「もしかして…」と思ったときには、ひとりで悩まず、地域や行政の力を借りてみてください。
おわりに:困る前に、動ける選択肢を
認知症のサポートは、「早めに気づくこと」がとても大切です。
初期の段階でサポートが入ることで、
・不安を減らせる
・医療や福祉サービスにつながりやすくなる
・ご本人も家族も安心して生活を続けられる
そんなメリットがあります。
「相談すること=大げさ」ではありません。
「相談すること=備えること、つながること」なのです。
お気軽に、地域包括支援センターへご相談くださいね。
次回は介護施設を利用する事について考えてみましょう