2025.08.28

リハビリ部門からの啓発:認知症について第7回「早めのサポートが未来を変える」

菜乃花 老健 

こんにちは、菜乃花リハビリテーション部門ブログ担当です。

 

前回は困った時、誰に相談すればいいの?」という題名で相談窓口についてお話ししました。

 

前回はこちらから

https://www.ontoku.or.jp/blog/%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%83%93%e3%83%aa%e9%83%a8%e9%96%80%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e5%95%93%e7%99%ba%ef%bc%9a%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e7%ac%ac6%e5%9b%9e%e3%80%8c/

 

今回は相談した後の一例として「認知症初期集中支援チーム」の紹介です


「最近ちょっと気になる…」そんな時に

 

「同じ話を何度もするようになった」
「薬の管理が難しくなってきた」
「なんとなく、以前と雰囲気が違う気がする…」

 

ご家族や周囲の方が感じる小さな違和感。
でも、「病院に行くほどでもないかも…」「何科に相談したらいいの?」と、
そのまま時間が過ぎてしまうこともあるかもしれません。

 

そんなときに力になれるのが、
認知症初期集中支援チーム」です。


認知症初期集中支援チームって?

大阪府ホームページより

https://www.pref.osaka.lg.jp/o090090/kaigoshien/ninnshishou-gyakutai/syokisyutyu.html

 

認知症が疑われる方やそのご家族のもとへ、医師・看護師・保健師・社会福祉士などの
多職種の専門職チームが訪問し、6か月程度の集中的な支援を行います。

 

チームのサポート内容は…

1:ご本人の生活状況の把握と必要な支援の見極め

2:医療受診への橋渡し

3:ご家族への情報提供や心理的サポート

4:必要な介護サービスの導入サポート

訪問・面談を通じて、その人らしい生活を守るための第一歩を一緒に探っていきます。


相談の窓口は「地域包括支援センター」

東淀川区地域包括支援センター(大阪市東淀川区社会福祉協議会)ホームページより

https://www.hohoemi-kushakyo.or.jp/koureisya-shien/

大阪市認知症初期集中支援事業

https://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000287657.html

 

このチームを動かすには、まずは地域包括支援センターへの相談がスタートです。

 

地域包括支援センターでは、高齢者やその家族の介護・福祉・医療に関する
さまざまな相談を受け付けており、必要に応じて初期集中支援チームへつなげてくれます。

 

「もしかして…」と思ったときには、ひとりで悩まず、地域や行政の力を借りてみてください。


おわりに:困る前に、動ける選択肢を

 

認知症のサポートは、「早めに気づくこと」がとても大切です。

 

初期の段階でサポートが入ることで、

・不安を減らせる

・医療や福祉サービスにつながりやすくなる

・ご本人も家族も安心して生活を続けられる

 

そんなメリットがあります。

 

「相談すること=大げさ」ではありません。
相談すること=備えること、つながること」なのです。

 

お気軽に、地域包括支援センターへご相談くださいね。


次回は介護施設を利用する事について考えてみましょう

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