2025.09.08

リハビリ部門からの啓発:認知症について第8回「施設で暮らすこと 〜その人らしい毎日を支える場所〜」

菜乃花 老健 

こんにちは。菜乃花リハビリテーション部門ブログ担当です。

 

前回は早めのサポートが未来を変えるというタイトルで認知症初期集中支援チームについて紹介しました

前回はこちらから

https://www.ontoku.or.jp/blog/%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%83%93%e3%83%aa%e9%83%a8%e9%96%80%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e5%95%93%e7%99%ba%ef%bc%9a%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e7%ac%ac7%e5%9b%9e%e3%80%8c/

今回は施設の利用について考えてみましょう


① 施設に“預ける”のではなく“支えあう”という選択

「できるだけ自宅で…」
「家族が面倒をみるべきでは…」
そんなお気持ち、とてもよく分かりますし、お伺いする機会もよくあります。

 

しかしながら実際のところとして

介護や支援は、家族の愛情だけでは難しいこともあるのが現実です。
だからこそ、施設という環境が「冷たい場所」ではなく、

共に暮らしを支えるパートナー”であることを、少しでも知っていただけたらと思います。


こんな施設があります 〜菜乃花での介護サービス〜

施設といっても、目的や役割はさまざま。

通所系サービス、施設系サービス、介護保険を利用しないものや住宅型など。


今回は菜乃花が提供している3つの介護施設について、簡単にご紹介します。


通所リハビリテーション(デイケア)

「住み慣れた自宅で生活を続けたい」
そんな方に向けて、日中だけ通ってリハビリや交流を行うサービスです。

・短時間利用が中心です。入浴・運動・レクリエーション・食事などを通じて生活機能を維持。

・ご家族の介護負担の軽減にもつながります。

・個別でのリハビリ以外にもパワーリハ機器やレッドコードを活用したプログラムを実施しています。


介護老人保健施設(老健)

入院後の回復期や、在宅復帰を目指す方へ。
老健は、医療とリハビリの中間的な施設として大切な役割を果たします。

・医師・看護師・リハビリ職・介護職が連携し、生活機能の向上を目指します

・在宅生活を続けるための“体力づくり”の場所として活用されることも多いです

・認知症のある方も安心して過ごせるよう、環境づくりや関わり方を工夫しています


特別養護老人ホーム(特養)

特養は、要介護3以上で在宅生活が難しくなった方の「生活の場」です。

・医療・介護・生活支援が一体となった長期入所施設

・一人ひとりの「生活リズム」や「価値観」に寄り添ったケアを行います

・ご家族との関係も大切にしながら、ゆっくりと穏やかに過ごせる場所です


まとめ:その人らしく暮らせる場所を、一緒に探しましょう

私たちが目指すのは、
「預かる」「管理する」ではなく、「一緒に生きる」「一緒に支える」という介護です。

施設で暮らすという選択は、決して“諦め”ではありません。
それは、ご本人とご家族が無理なく、笑顔を取り戻していくための大切な手段です。

ご本人がその人らしく、
ご家族が安心して関わり続けられる、
そんな介護と生活を一緒に考えてみませんか?

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