入所介護部の浦部です。

 

出勤前、朝の連ドラを観ていたら出産シーンがありました。

 

 

私事ではありますが、昨年の11月の末に子供が産まれました。

 

職場の皆さんのご協力により、幸いにも立ち会うことができました。

 

 

切迫早産となり、病院からは少しでも胎内にいる時間を伸ばすため、点滴や助産師の方からアドバイスを頂きました。

 

点滴がなかなか効かず、陣痛の間隔が小刻みのまま妻も大声で「痛い!!」と何度も繰り返していました。

 

 

早産になったことと、もう一つ問題があり、赤ちゃんの胎内での向きが逆になっていました。

 

逆子ではないのですが、胎児は母体と向き合うように胎内にいることが望ましいのですが、母体と同じ方を向いている状態で胎内にいました。

 

この状態で出産するのは危険であり、せめて胎児の体位が戻るまでは時間を稼ぎたいという病院からの意向もありました。

 

 

入院から20時間ほど、この状態が続き、とうとう破水しました。卵膜が体から少し出ていたようで、「パン!!」と破れる音がカーテン越しに聞こえました。

 

 

良い状態ではないが、もう産むしかないとなり分娩室に入りました。

 

 

力む・緩むタイミングで一緒に呼吸を整えながら、助産師さんの「頑張って!」「大丈夫!」という声を頂きながら、無事出産となりました。

 

 

泣き声が聞こえるまでは、ハラハラしましたが元気で大きな泣き声を聞かせてくれました。

 

安堵の気持ちと妻への感謝の気持ち、産まれてきてくれた我が子への「ありがとう」という気持ち、

 

様々な感情がめぐりました。

 

 

命の誕生

 

 

感動の瞬間です。

 

 

 

ただですね

 

もうこれは仕方ないことなんですけどね

 

 

僕の子供、吸引器で引っ張り出されたんですよね

 

 

しかもですね

 

吸引器で引き抜く時にですね

 

担当医の方が

 

 

「あ、ちょっとミスった」

 

 

みたいな顔しよったんですよね。

 

さすがに、その瞬間は「殺意」が産まれましたわ。

 

お産だけに。

 

 

仕事柄、亡くなる方をお見送りすることはありましたが、初めて「産まれる瞬間」に立ち会えたことで、色んなことを深く考えさせられました。

 

 

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