今月初めの寒さ厳しい夜に、お一人のご利用者様が旅立たれました。
数えで、102歳になられる男性のご利用者様でした。
最後の一息、その瞬間までお傍で、ご一緒させて頂くことができました。
特養フロアでは、ご利用者様とのお別れをしなければならない時が、
必ずあります。
悲しさ、つらさ、怖さ、そして感謝・・・、様々な想いや感情が巡ってきます。
人生の最期のひと時が、より良い瞬間であって欲しい。 そう願います。
この度、ご利用者様を看取ることができた職員は、その瞬間に何を感じたのか。
最期のひと時をより良い瞬間にするためにも、我々スタッフは日々、ご利用者様との
関わりや対応を振り返り、反省すべきは反省し、そして”今”この瞬間に何を
しなければいけないのかを考えていくことが必要だと思います。
特養フロアで過ごされた期間は、長きにわたる人生のほんの少しだけでしたが、
ご一緒にお時間を過ごせたことを大変光栄に思います。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
ごうろく