2010.07.19

栄養部より

メルヴェイユ 施設長より 

長かった梅雨も明け、日ごとに暑さも厳しくなってきました。 暑気に負けない体力を支えるため、毎日の食事に旬の食材を 取り込みましょう。 旬のものは入手しやすいだけでなく、時季に適した栄養を 豊富に含んでいることも多いのです。 夏といえば、真っ先に思い浮かぶのは「すいか」ですね。 今回は、夏の果物の代表選手≪すいか≫と夏野菜≪冬瓜≫について お話します。                すいか すいかの原産地はアフリカ大陸の赤道付近で、4000年以上前のエジプトで食用されていたそうです。日本には14世紀の南北朝時代に中国を経て最初に伝来したと言われ、すでに江戸時代には各地で栽培されていました。西から来た瓜ということで『西瓜』の字があてられています。すいかは果肉の90%以上が水分で、汗をかく季節にぴったりの果物です。カリウムが多く含まれ、利尿作用があります。また、アミノ酸の一種であるシトルリンという強い利尿作用のある成分も含まれ、腎臓病の予防に役立ちます。体のむくみを取り、血圧を下げる効果もあります。さらに、カロテノイド(βカロテン・リコピンなど)、アルギニン、アントニアニンなどの栄養分も含んでいます。すいかは冷やすと甘みが増します。15℃くらいに冷やすとおいしく召し上がれます。食べ過ぎると体を冷やし、利尿作用が効きすぎたり、胃腸の働きを低下させることにもつながりかねません。またすいかには糖分が含まれますから糖分の過剰摂取にも注意してください。下痢気味のときは控えましょう。                とうがん(冬瓜) とうがんの原産地は東南アジアで、日本には4世紀ごろに伝来したと言われています。保存に適し、冷暗所で冬まで貯蔵できることから『冬瓜』の名が付けられました。とうがんの95%は水分で、のぼせを抑え、むくみを取ったり、熱を下げる効果があります。ビタミンCが多く含まれ、夏には最適の食材です。葉酸、ナイアシンなども含まれています。粉が均一についていて、皮にしわがなく重量感のあるものを選ぶといいでしょう。とうがんもすいかと同様に水分が多いため、食べ過ぎると体を冷やしてしまいますから気をつけてください。                7月7日には行事食『七夕メニュー』として、≪すいか≫と ≪とうがん≫を取り入れたお食事を提供させていただきました。 7月7日昼食七夕&お誕生日会メニュー <細巻き、七夕そうめん、冬瓜の煮物、すいか、七夕ゼリー>

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