2025/11/16
☆11月のリハビリ課勉強会☆
こんにちは。
介護老人保健施設ふじいでらのリハビリ課です。
今回は【災害リハビリテーション】についてです。
少し前のPT協会から届く広報誌です。↓
https://www.japanpt.or.jp/privilege/topics/asset/pdf/355_c.pdf
【災害リハビリテーション】とは?
災害時の「生活不活発病」や「災害関連死」を防ぐために、
リハビリテーション医学・医療の視点から支援することです。
「生活不活発病」とは、
生活が不活発になったことで心身機能が低下することです。
心身機能が低下すると、さらに生活の不活発を助長し、
心身機能がより低下していく悪循環に陥ってしまいます。
「災害関連死」とは、被災者が疲労やストレスによる心不全、
避難所におけるエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)など、
災害による直接的な死ではなく、
怪我やその後の生活で死亡することです。
「災害リハビリテーション」という考え方を
JRATは提唱しています。
JRATの正式名称は、
一般社団法人日本災害リハビリテーション支援協会
(Japan disaster rehabilitation assistance team)です。
文字どおり災害時にリハビリテーションを支援する活動を行っています。
↑↑JRATのホームぺージ
と、簡単な説明で恐縮です。
JRATには、いくつかのスタッフがあります。

そして、今回R‐スタッフの養成研修を無事終了致しました。

いや~結構大変でした。
事前のeラーニングは量あるし、テストも細かいし、
演習は難しいし。と弱音が出ますが、
ある程度の覚悟が必要ですよね。
発災すれば、駆け付けないといけないですし、
責任とプレッシャーもあるわけですし。
でも正直、不安しかなく、えらいもんになってしまった。
と思っています。
でもでも、演習の時のグループワークで、
支援に行く時の物ではあるが、
受援する時にも役に立つ。
とおっしゃられており、
ホントそうだな~と思いました。
自分達が住んでいるこの街で、
災害が起きた時、初動がいかに大切かを
学びました。
いつ、どこで起こるか分からない災害ですので、
できる準備はしたい。ですよね。
数日前に藤井寺市の介護事業連の訪問部会で、
水害時の対応について話合う機会があり、
その中でコメントを求められ、
偉そうにも、
『災害が起きた時は、様々な支援団体が入ってきます。
その中で、JRATというリハ職の団体も
ありますので、名前だけでも覚えておいてください。』
と話しをしました。その時はR‐スタッフでもなかったのに!笑
でも、災害リハは地域での活動が主になりますので、
良かったかなと思っています。
そうそう、災害リハに興味を持ったのも、
去年参加した地域理学療法学会でした。
災害が起きた時に、平時から地域との
繋がりをいかにつくっておくのがとても大切!!
とおっしゃっていたのを覚えています。
あと、災害が起きた時は、
ICFの分類の、[環境要因]がぶち壊されます。
[活動]や[参加]の機会も奪われます。
[心身機能・身体構造]に問題があっても、
避難所生活になってしまいます。
そんな中で、
「生活不活発病」や「災害関連死」を
防がないといけない。
と聞いた時は、今までの考え方とは違うので、
衝撃を受けました。
少しでも役に立てることがあるのならば、
と決意し進んだR‐スタッフ養成研修ですが、
派遣されるとなると、職場の理解も必要です。
今回の受講に関して、許可を頂き、
背中を押して下さった、職場には感謝です。
地域のために、困っている人のために、
何ができるのか考え、頑張っていきますっ。