2007.11.19

相談部より

メルヴェイユ 相談部より 

木々も、ご利用者様も衣替えがずいぶん進み、暦の上でも冬がすぐそこまで近づいてまいりました。 ご利用者様との近所への買い物や、ショートステイ・デイサービスでの送迎時、 「ホントに寒くなってきましたねぇ」といった会話がどうしても増えてしまいます。 この間、ショートステイの送迎時、お話中に、 「秋になると空が高くなると言うけれど、本当に高くなってはいませんよね?」 というものがありました。 その何気ない質問に答えを出せないまま会話は終わりましたが、 心に引っかかったままにするのは気持ちが悪いということで、 今回のブログはちょっと寄り道をさせていただきます。 以前にも書きましたが「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があるように、 昔から秋になると人は空を見上げては「高いな」と感じているようです。 ではなぜそう感じる(見える)のかというと、 それは空が澄んでいるというのが主な理由のようです。 春の空を思い浮かべてください。 春はかすんでいて、見通しがあまりよくありません。 このため、青い空と言うよりも、白い空と言ったほうがイメージに合いそうで、 澄み渡る空ではありません。 夏は、もくもくといった積雲が浮かび、これらの雲は比較的高度が低い雲です。 このため、感覚的な空の高さを押し下げています。 冬はしぐれやすく、北から雲が流れ込みやすい状態が続きます。 このため、やはり空が低く感じます。 一方、秋は空気が澄んでいて、綺麗な青空が広がります。 さらに秋の雲と言えば「すじ雲」、「さば雲」など、比較的高度の高い雲が広がります。 このため、感覚的に空が高く感じるのです。 空が高くなるのは、実際に高くなるのではなく、 人の感じ方として高く感じるのです。 また、秋はさわやかな季節になり、思わず空を仰いで 空の高さを改めて感じることも、より空の高さを認識させているんでしょうね。

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