2010/11/8
高野山~お土産~
認知症ケア専門士は一般社団法人認知症ケア学会が認定する民間の資格です。
「認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士」となっています。
つまり、認知症に関する知識と技術を兼ね備えた認知症ケアのスペシャリストです👩
主な仕事は、グループホームやディサービス・医療機関などで、認知症の人や家族のトータルサポートをする事です。
一次試験は筆記試験です。
「認知症ケアの基礎」「認知症ケアの実際:総論」「認知症ケアの実際:各論」「認知症ケアにおける社会資源」の4分野です。
受験資格は
①施設や機関などで、3年以上の認知症ケアの実務経験を有する者。
②施設や機関は認知症専門である必要はありません。
③職種や職務内容についても、認知症ケアに携わっている限り制限はありません。
④介護福祉士や介護支援専門員など、資格の有無にかかわらず受験が可能です。
⑤介護福祉士や介護支援専門員など、有資格者であっても認知症ケア実務経験証明書の提出が必要となります。
⑥ボランティア活動、実習は、認知症ケアの実務経験に含まれません。
二次試験は、一次試験で4分野全て合格した者が受験できます。
「論述」認定委員会より出題される事例問題に対する論述。
「面接」6人を1グループとした面接(当日発表するテーマに即した、個々の1分スピーチとディスカッション)。
以上の項目をすべてクリアした者が晴れて「認知症ケア専門士」合格となります。
あたしは 筆記試験の「社会資源」が1回目、不合格だったので、2年かけてこの資格を取得しました。
各分野の合格有効期限は5年間です。
5年間で、4分野の筆記試験に合格する必要があります。
認知症患者は、500万人を超えてきています。
今後の高齢社会を考えれば、その数はさらに増えると予想できます。
そのため、認知症の人だけでなくその家族や介護者の多くが認知症そのものや周辺症状のケア・医療・介護・福祉サービスの知識を必要としています。
この資格を取得していれば、どこの医療現場や介護現場でも、ひっぱりだこです。
しっかりとやりがいをもって働く事ができます。
ご興味を持たれた方、試験を一度受けてみませんか?
学校には行かずに、自宅学習で十分勉強できます。
一次試験の受験申請からすべての合格発表まで、約1年かかりますので、長い目でゆっくり試験に臨んでみてください。