
こんにちは。ながよし苑の支援相談員の北田です。
先日、当苑入所中のご利用者が在宅復帰に向けて、本氏宅に訪問させていただいた時のお話をさせて頂きます。
復帰先の住居環境等を直接見せていただき、安全に過ごせるか確認・提案のため、当苑の理学療法士と一緒にご本人様・ご家族様同席のもとご訪問させていただきました。
住宅環境は、昔の造りのお家になり段差も多く敷居も目立ち転倒の危険性が高くあり、手すりの設置や段差をなくす改修をしても補えない所や改修できない環境等がありました。
そのような住環境やご家族様の介護の負担を考慮すると、現状の住宅への復帰は難しいであろうと考える結果になりました。
ただ、訪問した際に。ご利用者が旦那様の仏壇の前に座られ、『お父さん、帰ってきたよ』と涙を流されお手を合わされる姿がございました。
ご利用者の背中をみつめながら、旦那様とお話されたことやご利用者が外出され在宅を検討できるほどリハビリを頑張ってこられたこと、在宅復帰につなげることが現状出来なかったのですが、訪問させていただき本当に良かったと思いました。
これからもより一層、ご利用者・ご家族の希望に沿った援助をさせていただく頑張ってまいりたいと思います。