2023/4/15
第2回国際科学会議2023にて岡田宗修(恩徳福祉会理事長)が講演-「日本とベトナムの両国における高齢化社会の現状や介護人材ニーズとその課題解決についての考察」
このたび当法人では、「特定技能」制度を活用し、ミャンマーより11名の介護スタッフを新たに迎えることとなりました。
多様性が育む、あたたかくより良い介護の現場
近年、介護業界では多様な人材の活躍が注目されており、それに伴い質の高いサービスの提供や新たな価値の創出が期待されています。当法人でも、ご利用者様お一人おひとりが「その人らしい毎日」を過ごせるよう、多様な価値観や文化を尊重し、誰もが安心して共に暮らせる環境づくりに努めてまいりました。
今回新たに加わったミャンマー出身のスタッフ11名は、全員が母国において日本の介護制度に基づいた実務者研修を修了し、日本語能力試験(JLPT)N4も取得済みです。日本で介護職として働きたいという強い思いを胸に、現地で継続的に学習・準備を重ねてきたメンバーばかりです。
初めて日本で生活する彼らですが、介護の知識だけでなく、日本語や文化への理解も真摯に学び、地域の一員として日本の皆さまと心を通わせながら、現場での役割を果たしていきたいという熱意を持っています。
スタッフの声
来日したスタッフからも、意欲的なコメントが寄せられています。
— ミャンマー出身スタッフ Aさん
「ミャンマーで日本の介護について勉強して、実務者研修もちゃんと終わりました。日本に来ることができて、とてもうれしいです。まだ少し日本の生活はたいへんなこともありますが、みなさんやさしくて、安心できます。これからも、ご利用者様にやさしくできるようにがんばりたいです。」
— ミャンマー出身スタッフ Bさん
「日本で介護の仕事をしたいと思って、ミャンマーでたくさん勉強しました。日本語能力試験N4も取りました。勉強はたいへんでしたが、日本語がわかるようになって、前より自信がつきました。これからも日本語と仕事、どちらもがんばりたいです。」
どのスタッフも、日本で働くという目標のために、母国で一生懸命に準備をしてきました。これからの成長がとても楽しみです。
地域とともに歩む、多文化共生の実現に向けて
社会全体で多様な人材の活躍がますます求められる中、国境や文化の壁を越えて支え合う関係の構築は、ご利用者様、職員、そして地域社会にとってかけがえのない価値となります。
当法人では、既存スタッフへの研修体制の充実や受け入れサポートも継続して行い、多文化共生の職場づくりと、安心・信頼・希望をお届けする質の高い介護サービスの提供に努めてまいります。
新たに加わったスタッフとともに、今後も「ここに来てよかった」と思っていただける場所を目指し、ご利用者様の声に耳を傾けながら、日々のくらしに寄り添ったケアの実践を続けてまいります。
今後とも、皆さまの温かなご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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