2024/4/8
4/14(日)マイナビ2025 福祉・介護業界就職セミナー@大阪に出展
当法人では、2025年9月8日に「ケアマネのあり方検討会から見えてきた業務範囲の整理とICT・AIの活用による業務改善」をテーマに、株式会社マロー・サウンズ・カンパニー代表取締役で現役ケアマネジャーの田中紘太氏を講師に迎え、職員向け研修会を開催しました。居宅介護支援事業は、本格的な高齢社会の到来に伴い、その果たすべき役割がますます重要になっています。しかしながら、現状では深刻な人材不足、特に主任ケアマネジャーの確保が困難となっており、その一方でケアマネジメントサービスを必要とする利用者は年々増加を続けており、いわゆる需給ギャップが生じています。本研修では、この構造的課題にどのように対応すべきか、その糸口を見出すことを目的に、法人職員に限らず外部の方々にも参加いただける公開形式で実施しました。参加者は、国の最新の制度見直し動向を理解するとともに、ICT・AIの活用による業務改革や、ケアマネ不足への具体的な対策について学びました。
■ 講師紹介
田中紘太氏は、東京都江戸川区・葛飾区・千葉県浦安市などで複数の単独型居宅介護支援事業所を運営。現役ケアマネジャーとして15年以上の現場経験があり、厚生労働省所轄の調査研究や検討会にも委員として参加され、ケアマネ制度・ICT 及びAI導入の推進に率先して取り組まれている業界の第一人者です。全国各地で講演活動やメディア執筆、YouTube で現場ノウハウ発言にも注力されています。
■ 講演概要
2025年9月8日の研修は2部構成とし、
第1部:「居宅における制度報酬改革の最新動向とDX推進の実際」及び
第2部:「ケアマネジャーを取り巻く環境変化と今後に期待されるもの」の両面から最新の制度課題・現場事例解説とICT・AIによる革新的な業務改善策を解説いただきました。
■研修のまとめ
田中氏は「ケアマネの仕事は単なる文書作成や調整にとどまらず、利用者やご家族の心に寄り添う重要な支援である」「ICT・AIは避けられない時代の変化であり、業務負担軽減と質向上を両立させるために現場で確実に活用できるよう丁寧な教育と研修が成功のカギ」と話されました。
■法人としての今後の取り組み
当法人は、ケアマネジャーがやりがいを感じながら仕事に専念できるよう ICT・AIを活用し、業務の整理・効率化進め、生産性を高めることを目指します。そのために継続的な教育・研修体制を整えるとともに、処遇改善策の充実に取り組み、安心して働ける環境づくりに取り組んでまいります。