2023/4/15
第2回国際科学会議2023にて岡田宗修(恩徳福祉会理事長)が講演-「日本とベトナムの両国における高齢化社会の現状や介護人材ニーズとその課題解決についての考察」
昨年度に引き続き、今年度に社会福祉法人 恩徳福祉会では正職員として9名のベトナム人を迎えることができました。
彼女たちは、青山メディカルグループが「介護人材育成」を目指して創設した「青山介護奨学金プログラム」に参加した学生です。
(過去記事「2020年度 ベトナム人介護福祉士が入職しました。」)
(「サンビラこうべ」のベトナム人職員)
当法人では、2020年から勤めているベトナム人職員もいますが、今年の新入職員は最初笑顔が少なく緊張している様子が見られました。日本人の先輩もベトナム人の先輩からも指導を受けながら、日々の仕事を覚えてきています。もともと性格が明るく社交性がある彼女たちは最初の不安が吹き飛んだ様子になって、利用者様と周りの職員と笑って過ごせる日々を送れるようになってきています。
(食事介助をしている「サンビラこうべ」のベトナム人職員)
彼女たちはいつも利用者様に優しく接しているという印象があります。利用者様に対して、丁寧な声掛けをしながら介助を行っています。仕事に対して、分からないことや納得できないことは、はっきり聞ける素直さももっていて、どんな時でも笑顔を絶やさず仕事をしています。
(「メルヴェイユ吹田」のベトナム人職員)
アルバイト時代と比べると、正職員の業務内容は様々な面で増えています。事故に対する対応方法や事故防止の方法なども学びました。更に自分が担当している業務だけではなく、緊急時のような時にも対応できるように成長していくことを期待しています。
(「やまさき白寿園」のベトナム人職員)
施設ではムードメーカー的な役割を果たしています。不穏な利用者様に対しても、落ち着いていただこうと、自分なりに考えゆっくり話かける等の対応もできるようになってきました。まだまだ日本語が難しいようですが、覚えようとする一生懸命さが伝わってきます。また、利用者様から「ありがとう」と返事があると満面の笑みになる姿は、見ていて心が和みます。
(「しそうの杜」のベトナム人職員)
当法人のベトナム人の職員にインタビューしたところ、「特別養護老人ホームは要介護度の高い高齢者のケアをする仕事なので利用者様の怪我や体調不良などに細心の注意を払う必要があります。仕事は大変ですが、利用者様から「ありがとう」と笑顔で感謝の言葉をいただくと嬉しくなりより一層頑張ろうと思います。日本に来てから勉強や仕事、生活の中でいろいろ体験をしたり、勉強をしたりしました。これまで支援していただいた青山メディカルグループの奨学金プログラムに感謝しています。」と笑顔で語ってくれました。
まじめでコツコツと努力するタイプの彼女たちには、これからも当法人で活躍していくことを期待しています。
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