2010.10.11

栄養部より

メルヴェイユ 施設長より 

  暑さ寒さも彼岸まで・・・とはいかず、今年は彼岸に入っても暑い日が続きました。 一方で、晩秋を感じさせる寒い一日もあり、寒暖の差が激しくて体調を崩された方も いらっしゃるのではないでしょうか。 このところようやく秋らしく、カラッとした陽気の日が多くなりました。 晴れて湿度が低く、洗濯物もよく乾く“秋乾き”に対して、“秋渇き”という言葉が あります。 秋は食欲が増すという意を表し、収穫のこの時期は食材も豊富に出回って 食べたいものが目白押しですね 今回は、香るだけで食欲がそそがれる“まつたけ(松茸)”と栄養満点の “くり(栗)”についてお話します。 【松茸】   松茸は、古くから日本人に好まれ食されていたようです。   平安時代には貴族の間で松茸狩りを季節行事としていました。   「香り松茸、味しめじ」と言われるように、松茸はその香りで人々を魅了して   きました。   香りの主成分は、マツタケオール(オクテノール)、桂皮酸メチル、   イソマツタケオールなどで、   消化酵素を分泌促進させたり、抗ストレスの働きがあります。   松茸には、αグルカンタンパク質複合体(αプテリオ・グリカン)が含まれて   います。   一般にきのこ類はβグルカンという身体の免疫機能を活性化させるタンパク質を   含んでいますが、   松茸に含まれるαグルカンは、βグルカンより消化吸収が良く免疫力も高いと   言われています。   がん予防にも効果が期待されるほどです。   食物繊維も豊富で低カロリー、珍重され高価な食材ですが一秋に一度は味わって   みてはいかがでしょうか。   当施設では、松茸を使ったお食事を提供させていただきました。                            ★10月9日 献立★     松茸ご飯     やまいも蒸し       ほうれん草の和え物     大根の柚子和え     松茸のお吸い物     梨     上生菓子                         【栗】   栗は、松茸よりさらに歴史が古く、縄文時代の遺跡からも数多く出土しています。   平安時代初期には京都の丹波地域で栽培され始め、受け継がれ、現在でも   丹波栗として有名ですね。   栗には、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンD、カルシウム、カリウム、鉄分、   アミノ酸などが豊富に含まれています。   ビタミンCはでんぷん質に守られているため加熱しても損失が少ないのが   特徴です。   身体を温める効能と強壮作用があることでも知られています。   腎臓の虚弱改善、血液の循環改善、疲労回復、便秘解消、美肌をつくるなど、   様々な優れた効果があります。   体調がすぐれないときにはお勧めの食材です。   ただし、ややカロリーが高めのため食べ過ぎには注意してください。   果皮に張りと光沢があってずっしりと重いものを選びましょう。   栗を使った10月の献立をご紹介します。                           ★10月25日 季節の日献立★    栗ご飯    さんまの塩焼き    胡瓜とかにの酢の物    鶏と栗と根菜の甘辛煮    ゆばのお吸い物    上生菓子

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