2022/11/20
ハンドクラップダンス!
こんにちは、訪問看護ステーションかわなべです。
ここ最近、ノロウイルスのニュースをよく目にします。
昔、友人が某有名なテーマパークで働いていたのですが、正社員もアルバイトも含め「牡蠣」を食べる事が禁止されていたそうです。
ただ、牡蠣以外にも気を付けないといけない事もありますので、興味のある方は下に進んでお読み下さい。
ノロウイルス感染症とは?
ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症。長期免疫が成立しないため何度もかかります。
主に冬場に多発し、11月頃から流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生します。
原因ウイルスであるノロウイルスの増殖は人の腸管内のみですが、乾燥や熱にも強いうえに自然環境下でも長期間生存が可能。 感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。
ノロウイルスの特徴とは?
・アルコール消毒に抵抗力がある
・感染力が非常に強い。
・一度かかっても、何度も感染する。
ノロウイルスの症状とは?
・腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱。
・潜伏期間は12~48時間
(症状がなくなっても、2週間程度ウイルスの排泄が続くと言われています。)
(もともと、症状の出ない「不顕性感染」の人もおり。無症状であっても、他の人にうつす可能性もあります。)
ノロウイルス患者の汚物の処理とは?
・汚物(嘔吐物や排泄物)にはノロウイルスが大量に含まれています。
なので、「すばやく」「適切」に処理する事が大切です。
<ポイント>
・使い捨ての手袋、マスク、エプロンを装着
・処理する人以外は汚物に近づかない
・塩素系漂白剤を水で薄めて、0.1%(1000ppm)の塩素系漂白剤調製液を作成し、使用する
(アルコールは効果がありません)
・十分に換気をする。
・処理後は手洗いを2度行い、うがいする事。また可能であれば、すぐに着替えを行い衣類は
洗濯する事。0.02%塩素系漂白剤調整液での消毒が有効です。
普段から対策をしましょう
・ノロウイルスは主に経口感染で、加熱処理されていないノロウイルスに汚染された二枚貝(主に牡蠣)等を摂取する事で感染します。また、感染者の便や吐物に触れた手で周囲を触ったり、食品を扱うと、それが感染源となります。
なので、しっかり手洗い・消毒・うがいをし予防を心がけるようにして下さい。
・手洗いなどのタイミングは
「外から帰ってきたら」「トイレの後」「調理の前」「食事の前」に行うようにしてください。