2013/4/3
デイサービス ☆3月ホーム喫茶☆
希望の丘では月に2回、主に職員が講師になって
職員を対象とした研修会を行っています
今回は『身体拘束廃止について』という内容です
まず『身体拘束』とは、介護保険で
“サービス提供にあたっては、当該入所者(利用者)又はその他の入所者等の生命又は身体を
保護するため緊急やむを得ない場合を除き、身体拘束その他入所者の行動を制限する行為を
行ってはならない”
と定められています
ところで、みなさん『身体拘束』とはご存じでしょうか
文字を読み取ると、「体の自由を奪う」などの意味に
聞こえるかもしれません
もちろん、そのような意味も含まれるのですが、原則禁止とされている範囲は
“行動を制限する行為”
を指します
身体拘束廃止の取り組みは、昔に比べかなり浸透してきています
2011年のデータでは、身体拘束の原則禁止を実現している施設で…
特別養護老人ホーム…99.36%
老人保健施設…98.46%
介護療養型医療施設…98.25%
という結果でした
もちろん希望の丘も身体拘束を原則禁止とし
現在も一切行っていません
研修では、具体的にどのような行為や対応が
身体拘束にあたるのか、みんなでディスカッションし
ケアの向上を行っていくなかで、一つの通過点として
身体拘束廃止があるということの認識を再確認できたと思います
研修風景を少し公開
みんな真剣
もし身体拘束をした場合、どんな気持ちになるのかを考えてもらうために
身体拘束の例示で挙げられている、ミトン手袋(指が動かせないもの)を
職員に着用してもらいながら、研修を受けてもらいました
身体拘束廃止を目指すことは、人権や尊厳を尊重するケアの在り方であり
その最たる課題に身体拘束があるのです
今回は少し硬い文章で更新した広報委員でした