2025.05.03

菜乃花での歩行訓練の1「歩行器」

菜乃花 老健 

こんにちは!菜乃花リハビリテーション部門ブログ担当です。

今回は『歩行器』の紹介をします。

利用者様やご家族様からの要望として『歩けるように!』というお声は非常に多く聞きます。

菜乃花ではどのような器具を使い、どのように練習をしているのか何回かにわたって紹介していきます


 

※菜乃花で準備している各種歩行器です。菜乃花では5種類ほど準備していますが、実際にご自宅へ戻られる際には業者さんと協力して、より生活や本人様に合ったものを各療法士が提案しています。

 

それでは、今回ご紹介するものはこちら

いわゆる、The歩行器ですね。病院やリハビリ関連では歩行器といえばほぼこのタイプのことです。

メリットとしては:体重を多くかけられる。安全性が高い。手先が悪くても使える等でしょうか

この状態から

このように両足を丸々浮かせても歩行器自体はビクともしません

もちろん、このような使い方は絶対に真似しないでください。

 

デメリットとしては、サイズが大きい。屋内の平らな場所でしか使えない。といった点でしょう

ほぼほぼ施設や病院などでしか出番の無い歩行器です

右が屋外でも使用可能な歩行器です。タイヤの径が違うことが分かると思います。

今回紹介の歩行器では少しの段差や穴に引っ掛かってしまうため危険性が高くなります。

 


では実際の使用場面とリハビリ内容を見てみましょう

実際に歩行器を当施設内でご利用いただいている利用者様です。

腰から上が左に傾いているのがわかると思います。

 

雑な言い方になってしまいますが右側へ体重がかかっていないという状況です。


では、右足に体重をかける練習をしてみましょう。

 

右足で前に踏み込む練習ですね。足「踏み」の練習です。よく見るのは足「挙げ」の練習ですが歩くときに大事なのはしっかりと地面を「踏む」ことです。踏んで体を支えてあげましょう。

 

横歩きの練習ですね。横向きに動くことが大事なのではなく、移動した方向へ胴体を使って体重をかけています。足踏みが足に体重をかける練習だとすると、こちらは太ももに体重をかける練習です。

 


右足へ体重をかける練習をしました。では歩き方はどうなっているでしょうか

 

 

 

分かりづらいですからね、並べてみてみましょう。

Tシャツ左袖の見え方を見てもらえたらわかりやすいかもしれません。練習前後で左袖の見える範囲が広がっていることが分かると思います。

つまり、左腕にかかっていた体重が少し軽くなった→他の部分に体重がかかるようになった→どこに? A:体の右側に

 

まとめると「右足に体重をかける練習をした結果、胴体の左側へ傾斜が軽減した。」

ということですね。


 

今回は歩行器歩行練習の一部を見ていただきました。

単純に補助具を使って歩くだけでなく、より上手に使えるように、より楽に使えるように各種の運動や体操を組み合わせて練習をしてゆきます。

巷で聞くように劇的な変化というのはなかなか現れるものではありませんが、菜乃花では毎日、少しずつでも、より良くできるようにリハビリテーションを行っています。

 

リハビリテーションに関してご不明な点やご相談があればお気軽に声をかけてくださいね!

 

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