2017.04.12

頭の重さでお尻を上げる

フェリーチェ 入所/ショート その他 

入所介護部の浦部です。

 

トランスファーについて指導を行う時、必ず伝えるのが

 

 

「頭の重さでお尻を上げる」

 

というものです。

 

人間が立ち上がる基本的な動作は、「前屈みになって頭を下げて、お尻を上げ、足の力でバランスを取りながら立ち上がる」からです。

 

これが原則となり、利用者様個々のADLに合わせてこの動作を一緒に作るものだと思っています。

 

これができていないと力任せな介助になり、腰を痛めてしまいます(利用者様も怖いし痛いです)。

 

このようなことを偉そうに言うてますが、

 

 

僕、2回ぎっくり腰やってるんですよね

 

 

病院で働いている時にやってしまいました。

 

その頃教えて頂いた方法が、「自分の片足を患者様の足の間に入れて行う」というものでした。

 

その頃は何も疑問を感じませんでしたが、今考えると、これでは自分の足が邪魔で前屈みになれません。

 

患者様は大柄な方も多く、僕も力任せな介助をしていたんですね。

 

今思うと、まるで「相撲」をとっているいるようなトランスファーでした。

 

当時は男手が重宝されたので、看護師の方から「浦部君いると助かるわ~」という言葉にまんざらでもない顔をしていたと思います。

 

 

腰を痛めたのはこれの積み重ねでしょう。

 

 

1回目は夜勤入りの時でした。

 

食事の準備をしてる最中、ちょっと屈んだ時にぐっと痛みが走り、上半身を起こせなくなりました。

 

 

「これ、あかんやつや」

 

 

と、脂汗をかき、痛みに耐えながら、ひたすら「どうすれば腰やったってバレずにに夜勤ができるか」を考えていました。

 

前屈みのまま動いているので速攻バレましたけど。

 

 

師長がもう一人の夜勤の者と話しをつけていたようで

 

「浦部君、今日はもう帰って」

 

「その状態で働かれても困るし」

 

とバッサリ斬られました。

 

 

頑張りますとは言ったものの、「迷惑やから」とまたバッサリ。

 

でも、正直な所、この物言いに救われた所はありますけど。

 

 

その頃、僕はバス通勤だったのですが、おりしも季節は真冬。

 

なかなか来ないバスを待っていると、追い打ちをかけるように寒さが腰に響くのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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