食中毒予防対策講習会に行ってきました。
食中毒が起こりやすい季節です。食中毒予防のために
代表的なものを紹介したいと思います。
<ノロウイルス>
冬場に多い食中毒ですが一年を通して発症します。
汚染されたカキなどの2枚貝、井戸水、水道水、食品取扱業者などから感染します。
感染力が強く、加熱(60℃10分では死滅しない)や消毒(エタノールは効かない)にも強い。
予防⇒ 十分な加熱(85℃以上で1分以上)や便や嘔吐物処理時の手袋装着、手洗いや塩素系漂白剤による消毒を行う。
乾燥するとウイルスが空中に浮遊して吸い込んで感染します。
<カンピロバクター>
鶏、豚、牛などの腸管に存在します。
肉の生食や加熱不十分な鶏肉に食中毒発生が多い。
汚染された調理器具や手指による二次感染にも注意。
予防⇒ 調理器具はよく洗浄し熱湯や塩素系漂白剤で消毒する。
生肉の調理に使った調理器具を分ける。
食肉を十分に加熱し、生食を避ける。
長期間の生肉の保管を避ける。
手をよく洗う。
ほかにもいろいろな食中毒の原因菌があります。またお知らせしていきたいと思います。
看護部より