今月も、利用者様が作業活動の時間の中で作った作品を紹介したいと思います。
今回紹介させていただくのは、ティッシュカバーです。

これは、網状のキャンバスを適当な大きさに切って、
糸で模様を作って行き、出来たパーツを組み立てて作っていくものです。
上の作品の糸はメタリックヤーンといって、キラキラ光る紐のような太目の糸です。
この糸はメーカーにもよりますが、一色のみでずっと同じ色が続いているものもあれば、
上の写真(両方とも)のように、同じ系統の色がグラデーションになっているタイプのものもあります。
普通にティッシュ箱だけを置いているよりも、
このティッシュカバーを被せるだけで豪華なインテリアのひとつになりますよ。

今度の写真は、編み物で使用される普通の毛糸を使用して作成したティッシュカバーです。
一色で作るもよし、何色か色を変えるなど工夫次第で作品に味が出てきます。
また毛糸を使用した作品は、メタリックヤーンで作品を作るのとは違って、
作る人によってパーツの手触りが変わってきます。
これは、糸の締め方をきつくしたり少し緩めたりして作ることができるからです。
実際に写真の作品の手触りを比較してみましたが、
同じように糸を締めながら作っているのに全く違う手触りになっていて、とても面白いです。
作品を作った利用者さまに感想を聞いてみると、
「毛糸はすぐによれてくるから大変や。きらきらの糸のほうがやりやすい」と
言われる方もいれば「これはこれで面白いねぇ」と言われる方もいて、意見は様々です。
この手芸は、昔裁縫をされていた方でもあまり見慣れない作業のようで、
慣れない利用者もおられますが、中には「結構頭使うなぁ…でもこれはええ刺激になるし、面白いわぁ」と
興味を持たれている方が結構多く、好評な作業となっています。
最近、ティッシュカバーを作りたいという人が増えてきているので、材料があっという間に消費されていく…
そろそろ材料の補充をしなくちゃいけないなぁ~[:イヒヒ:]