2011.03.28

栄養部より  春の果物 『いちご』について

メルヴェイユ 入所/ショート 行事報告 

 沈丁花の芳しい香りが漂う春暖のころとなりました。 が、被災地の甚大な惨状を思うと春の息吹を楽しむ心境ではありません。 最愛の肉親を亡くされた方、大切な家を失われた方の悲しみや絶望、原発の脅威はいかばかりであろうと心が痛みます。 このたびの 「東日本大震災」 で亡くなられた方々に哀悼の意を表すとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 さて、今回は春を代表する果物いちごについてお話します 子供から年配の方まで人気の高いイチゴ・ ・ ・ 生食での消費量は日本が世界一だそうです もともとは春から初夏にかけて露地栽培し出荷されていました 品種改良や栽培方法の発達により、現在ではほぼ1年中出回ってます 歴史 平安時代には野いちごが食されていました今日普及している品種は、18世紀のオランダで交配させた、南アフリカ原産のチリ種と北アメリカ原産のバージニア種がルーツです江戸時代末期にはオランダから長崎に伝えられたものの、食用としては普及せずもっぱら観賞用でした 明治時代にはフランス、アメリカ、イギリスからも種が輸入され、国内でも改良品種が開発されましたとはいえ、その後ほとんど栽培されず、急速に普及し始めるのは昭和30年代になってからです 栄養 いちごは、ビタミンCを豊富に含んでいます100g中50~100mgと果実の中でみかんやレモンをはるかに上回る量です成人1日のビタミンC所要量は約100mgですが、これは大粒のいちごなら7粒程度、小粒なら10粒程度を食べると満たせますビタミンCには、肌の新陳代謝を高め、コラーゲンの合成を促し、しみを予防するなど美肌効果がありますさらに、ウイルスに対する抵抗力を強化し風邪を予防する効果や鉄分の吸収を促進する働きもありますまた、カリウムも豊富に含んでいますので、塩分を調節する作用があり血圧の高い方にもオススメです 他には、ペクチンによる整腸作用、アントシアニン色素による抗酸化作用、クエン酸による疲労回復効果、メチルサリチル酸による鎮痛効果、キシリトールによる虫歯防止効果もあります 疲れやストレスがたまっていると思われる方はいちごを食べてリフレッシュして下さい 3月25日   季節の献立 梅ちりごはん 穴子の天ぷら うどの酢味噌和え 花麩のすまし汁 いちご 上菓子

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