2012.06.25

リハ部より ~梅雨時期の関節の痛みについて~

メルヴェイユ リハ部より 

  曇り空でじめじめした天気が続く毎日ですが、 皆さんどのようにお過ごしでしょうか? メルヴェイユ吹田では、お天気がよければ ご家族さまとご利用者さまが中庭で仲良く 談笑されている様子が見られたり、 デイサービスのご利用者さまが中庭で お散歩兼歩行訓練をされていたりして 活気があるのですが、 雨の日は少し寂しい雰囲気です。               曇りや雨の日に、 「体の調子が悪い・・・」 や 「関節が痛くて・・・」 という話をよく聞きませんか? 今回はリハビリ部らしく、 そんな雨の日の体の変化について お話したいと思います!              西洋医学において、気候と病気の関係について 考えられるようになったのは、つい最近のことです。 1950年代の終わり頃に国際生物気象学協会が組織され、 その後当時の西ドイツのフライブルクに ドイツ生物気象学研究センターが作られ、 この分野の研究が行われることになりました。 その結果、気候・風土と病気の関係について いくつかの事実が判明してきました。 例えば、リウマチと関節炎とは大変よく似た病気ですが、 気候の変化にもほぼ同じような反応を示します。 そして、これらの病気には 気圧の変化が大きな影響を与える(鞭打ち症状作用因子) ということが判明しました。 リウマチと関節炎は低気圧が接近してくると悪化し、 高気圧になるに従って病状は回復していきます。 その他、理由ははっきりしませんが、 風が強い日と雷の鳴る日は あまり病状がよくないようです。 また、一般的には低気圧が接近すると 病状が悪化し不快感も増加しますが、 いったん雨が降り出してしまうと、 反対に楽になるという傾向があります。 これらからわかったことは、 『湿度が高い時や気圧の変化(とくに高→低)が大きいほど 症状が悪化する』ということです。 ですから、梅雨時になると、痛みやしびれ、炎症がひどくなり 腱鞘炎やぎっくり腰、寝違え、筋肉の倦怠感などが 起こりやすくなります。 地域的にみた場合、沖縄など湿度が高い土地ほど これらの病気は多く発生し、さらに冷えが加わると 痛みが一層ひどくなります。 同時に、梅雨時期は非常に湿度が高い季節のため、 水虫等の湿性の皮膚病にも注意が必要となります。 これらには、こまめに体を拭くことや頻回な水分補給、 少し長めの入浴、ストレッチや散歩などの軽い運動、 早めの就寝が予防・対策として有効なので ぜひお試しください!              まだまだ梅雨時期が続きますが、お体に気をつけてください! リハビリテーション部からでした♪

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